なぜ人はカフェで作業すると集中できるのか?

「スタバやドトールに感謝します」

宮城県栗原市出身の脚本家クドカンこと、宮藤官九郎氏。

東京ドラマアウォード2013で「脚本賞」を受賞したとき、「感謝したい人は?」という質問に対しての答えです。

『池袋ウエストゲートパーク』は仙台のロイヤルホストで執筆。

『あまちゃん』は吉祥寺のスタバで執筆。

人がカフェで作業することで、集中できるということを証明したようなエピソードです。

美味しいコーヒーなら、お家でも飲むことができます。

それでも人がカフェに行く理由。

集中できるから。

閃くから。

それは何故?

人は、外から何かを得ようとします。

カフェで、隣の女子高性のデスクから、サラリーマンのデスクから、何かをもらって、集中したり、思い付いたりするのです。

人と話さなくても、人がいる空間に身を置くことで、感じるものがあります。

他人の日常を感じることで、得るものがあります。

だから、人はカフェに行くのです。

心理学的には、社会的促進が働いていることもひとつの要因です。

社会的促進とは、作業や課題を遂行している時に、そばに他者がいることで、その作業や課題の成績が高まる現象のことです。

なぜ人はカフェで作業すると集中できるのか?

自分以外の他人がいるから。

これが答えです。


コメント